どんな頑丈に出来た建物でも、弱い部分というのがあります。それが「開口部」です。窓や建具部分がそれに当たります。一般の建物の壁の厚みというのは12cm~20cmほどありますので、多少物が当たってもびくともしませんが、建具は厚4cm程度、窓に至っては5mm前後の厚みしかありませんので、何かが飛んで当たったりしたら、すぐに凹んだり割れてたりしてしまいます。そんな弱い部分を守ってくれるのが『シャッター』です。シャッターは主に鋼板で出来た建具の一つです。鋼板の厚さは1mmと決して厚くはありませんが、スラットと呼ばれる数cm幅の連続したパーツで構成させているため、非常に強度があり、物が当たっても耐えることが出来ます。よく、自動車のガレージや店舗の正面入り口部分に設置されているのを見かけることが出来ますね。最近では雨戸の代わりに窓にシャッターを設置する家庭も増えています。そんな頼もしいシャッターですが、風に対しては少々注意が必要です。大型のシャッターになればなるほど、その面積で受ける風圧力も大きくなるので、台風などの強い風の際は、耐えられずに破壊されることもあります。各社が出しているシャッターには、その風圧力の上限が定められていますので、その地域がどんな場所かで、適切なシャッターを選択することが重要です。また不具合のあるシャッターについては、強風で飛ばされる前に、本サイト「シャッター110番」で修理や交換をしましょう。