一般的な電動式のシャッターには安全のために障害物感知装置というものが搭載されているものがあります。障害物感知装置には大きく分けて2種類あります。
まず1つ目に、座板負荷感知装置です。こちらは、シャッターが降下したとき、降下する途中で障害物に衝突した場合に停止、もしく上昇する機能です。障害物が除去されれば、再度降下して全閉状態になります。
2つ目に光電管センサを搭載したシャッターがあります。こちらは、投光部と呼ばれるものが光を放ち、受光部が光を受け取ることでシャッターが閉まるのですが、受光部が障害物によって光の受け取る量が減った場合、シャッターの受光部が光をしっかりと受け取れるようになるまで停止し続けます。
その他、防火・防煙シャッターに多く設置されている危害防止装置と呼ばれるものがあります。煙感知機が火災を感知するとシャッターが自動で降下し始めます。その過程で座板部が人などの障害物と接触すると障害物が無くなるまでシャッターは降下をやめます。
こちらの危害防止装置は平成17年の12月から設置が義務付けられました。ですがそれよりも前に建てられた建物のシャッターなどは危害防止装置が設置されていないものがいいと思われます。安全性確保のために、危害防止装置を設置されてはいかがですか?
そしてシャッターの開け閉めなどによるワイヤーなどの摩耗、腐食などの劣化によって壊れてしまったとき急激に落下してしまうのを防ぐ急降下防止装置があります。ですがワイヤーなどの故障が起きる前にしっかりとメンテナンスを行いましょう。
シャッターについて、疑問点などありましたらシャッター修理のプロに相談されてはいかがですか。