シャッターと言えば、その役割として防犯や防風、プライバシー保護などをまず思い浮かべるかもしれません。確かにそれらはシャッターの強みですが、それだけではありません。商店街などでもよく見かけるように、閉められたシャッターはその店舗の広告塔としての役割を持ちます。シンプルに営業時間などを記載することもあれば、絵画のように目を引く物もあります。しかし、シャッターは基本的に長時間直射日光や風雨に曝される物です。何も手入れをしないのでは、すぐに劣化してしまうことを忘れてはいけません。
種類にもよりますが、一般的にシャッターの耐用年数は10~15年ほどと言われています。しかし、これはあくまで定期的に手入れを行い、時には部品交換や調整などの専門作業を行った場合の数値です。そのまま放置していれば、数年のうちにシャッターは錆付き、最悪の場合開閉もままならないような状態に陥るでしょう。シャッターの美観を損ねるだけでなく、使用の際に危険が伴うのです。
そのようなことを避けるために、まずはお手入れの方法を知りましょう。特別難しいことは無く、まずはスラットの水洗いと乾拭きを行い、汚れを落としましょう。これだけで錆は防げます。両端のガイドレールの汚れを掃き出し注油しておけば、開閉もスムーズになります。時にはシャッターケース内の部品交換や調整も必要ですが、これらはその道の業者に任せれば大丈夫です。もちろんこれだけでシャッターの故障を全て防げるわけではないので、いざという時はすぐにシャッター修理業者の力を借りるようにしましょう。