シャッターにはいくつかの種類があるのはご存じでしょうか?窓シャッター・ガレージシャッター・車庫シャッターと種類も様々あり、それぞれの用途や特徴が違っています。操作方法も手動だけでなく電動タイプのものも販売されているため、利便性もより向上してきています。
シャッターは防犯対策や災害による被害を防ぐ役割もあります。それぞれの特徴を知っておくことで目的に合ったシャッターを設置することが可能です。今回はシャッターの種類と特徴をそれぞれご紹介します。
シャッターの操作方法で分けられる
シャッターの種類は操作方法によって分けられています。
▶電動
離れた位置から遠隔で操作できるため直接力を加える必要がないのが電動シャッターの特徴です。リモコンなどでの操作が主流なため、高齢者の方や子供でも簡単に開閉することが可能です。現在では専用のアプリを使うことでスマートフォンから操作できるようにもなっています。
シャッターが閉まっている途中に人や物を検知すると自動的に停止する安全性の高いものも販売されています。災害や停電が起き、シャッターが正常に動作しなくなった場合でも、引手やハンドルを使うことで非常時への対策も施されています。電動シャッターは高性能なため設置する際の費用は高くなるので注意してください。
▶手動
手動シャッターは自力で開閉しなくてはいけないので、手間と負担がかかります。雨や雪が降っており悪天候の場合でも自力で行わなくてはいけません。機能性は高くないため設置費用や修理費用を安価にすることが可能です。
窓シャッターの種類と特徴
窓シャッターとは、アルミやスチールの羽根を上下開閉するものです。窓シャッターを設置しておくことで、台風や大雨が降った場合でも強風や飛来物による被害を減らすことができます。シャッターを閉めておくことで視線を遮断することができるのも特徴です。窓シャッターは主に3種類に分けることが可能です。
1.クローズタイプ
通風採光用の穴がないため窓を完全に覆うことできます。遮光・プライバシー保護効果はとても高いです。ガレージにはクローズタイプがよく使われています。
2.スリットタイプ
スリットが入ることでシャッターが閉まっている状態でも風通しがよく、室内の明るさも得ることができます。シャッターの一部分にのみスリットを入れることも可能です。
3.ブラインドタイプ
スラットの角度の調整をすることで、ブラインドカーテンのような役割を持つことが可能になります。シャッターを閉めている状態でも角度の調整を行うことができるため、風や明るさを環境に応じて整えることができます。
ガレージシャッターの種類と特徴
ガレージシャッターとは、車を守るために取り付けるシャッターのことです。シャッターを取り付けておくことで、人や動物の侵入を防ぐことが可能になります。雨や雪などの天候に関する問題からも守ってくれます。ガレージシャッターには素材別の特徴と形状別の種類がいくつかあるのでご紹介します。
▶素材
1.スチール
開閉がしやすく音も静かですが、錆びやすいという欠点があります。設置する際の価格は比較的安いです。
2.アルミ
アルミは錆びにくいといった特徴があるため、メンテナンスが楽に済みます。耐久年数も長く長期的に使用することが可能です。そのため、初期費用は高くなるので注意してください。
3.ステンレス
ステンレスは水に強く、錆びに強いです。性能が高いため費用もかかります。
4.木製
木の味わいがあるためデザイン性が高いです。雨や風による劣化を防ぐことができないため、メンテナンスはこまめに行わなければいけません。
▶形状
1.スラットシャッター
スラットが下から上へ持ち上げることで巻き取られ、上にあるシャッターケースに収まります。ガレージに最もよく用いられているシャッターです。
2.グリルシャッター
シャッターの構造がパイプ状になっているため隙間が空き、ガレージの中が明るく開放的になります。隙間が多く開いているため外から車を見ることが可能です。
3.上部開放シャッター
シャッターの上部がパイプ状になっており、シャッターが閉まっている状態でも換気や採光をすることが可能です。
車庫シャッターの種類と特徴
車庫シャッターを設置する際の方法には大きく分けて2種類あります。
1.ビルトインタイプ
ビルトインタイプは、今まで使っていた車庫に後付けで設置するシャッターのことをいいます。設置する際には建物の構造をそのまま使うため必要な材料が少なくすむのが特徴です。
2.独立タイプ
独立タイプは、シャッターを支えるためのフレームを設置します。設置したフレームにさらにシャッター一式を取り付けるというものです。フレームではなく、ガレージタイプもあるため新しい車庫を作る際にもおすすめです。
車庫シャッターの収納方式は、オーバースライド式と巻き上げ式の2つが主流です。
1.オーバースライド式
スラットが天井を沿うようにヘッドルームに収納されます。開閉の速度が速くスムーズに行われることがメリットです。スラットを天井に収納するため、車庫には高さが必要になるので注意してください。
2.巻き上げ式
スラットが上部に設置されているシャッターボックスに巻き取られながら収納されます。スラットをシャッターボックスに収納するため、コンパクトに納めることが可能です。開閉速度はオーバースライド式よりも遅く、開閉時の音もオーバースライド式よりも大きくなります。
まとめ
シャッターには様々な種類があり、特徴の違いがあります。使われている素材によって、性能の問題や費用の違いもあるため、自分の用途にあったものを選択しなければいけません。電動式ガレージの設置も可能なため、高齢者の方も安心してガレージを利用することが可能になりました。
シャッターを設置しておくことで、車や家に対しての防犯や災害の対策にも繋がるということを理解しておきましょう。