こちらの記事を読んでいる方は、いま現在、車庫のシャッターのことで悩んでいる方でしょう。車庫のシャッターを新しく取り付けたい、いまある車庫シャッターから交換をしたいという思いがあるはずです。
車庫シャッターは頻繁に、取り付けや交換をするものではないため、どのような物かあるかよく知らない方も多いことですが、一番気になるのが価格です。購入や設置が初めてだとよけいに、想像もしにくいです。
今回は、車庫のシャッターの価格から最近ではどのようなシャッターの種類があるのか、数多くあるシャッターからどれを選べば最適に使えるか、などお伝えしていきます。シャッターの購入に戸惑っていた方はぜひこちらを読んで、シャッターの購入に役立ててください。
目次
車庫にシャッターをつけたい。種類によって価格も変わります
シャッターがいま設置されている方は、おおよその相場の価格は見当がつくかもしれませんが、それは同じ種類での話です。シャッターも使う場所や用途によって種類が変わり、価格も変化します。車庫用のシャッターにも種類が豊富なため、価格が変わるためここではおおよその相場を見ていきましょう。
シャッタータイプ
ごく一般的で、昔から見かけるタイプで、普及率も高いです。価格は、シャッター内では一番お手頃になります。車庫として車を何台止めるかで、広さは変わります。広さが変わればシャッターの大きさも変わります。
当然、1台より2台の方が高くなり、だいたい1.5~2倍ほど上乗せされます。また、電動式や手動式かでも変わり、電動式のほうが価格は上がります。
オーバースライダータイプ
外からの見た目は、シャッタータイプと変わりません。収納部が違い、車庫シャッターとしてはよく使われるタイプでしょう。価格はシャッタータイプより、1.5倍の数十万ほど高めです。
その代わり劣化がしにくいメリットがあるので、コストパフォーマンスはよいでしょう。こちらのタイプはほとんど電動式となります。シャッタータイプと同じく、2台目のほうが価格は1.5倍~近く上がります。
独立型シャッタータイプ
こちらは、独立しているガレージです。車庫ごと施工するので価格はいちばん高いです。シャッタータイプよりも2倍~なることが多いでしょう。またこちらも2台目用では、1台目よりも1.5~2倍ほど価格が上がります。
ゲートシャッター
こちらはシャッターのみで、車庫としてガレージがないタイプです。車を持っていても、車庫はないという方も多いため、こちらのゲートシャッターが人気を集めています。シャッターのみということで、比較的安価で取り付けが可能です。
デザインがいろいろ選べるため、それにより価格は変わりますが、シャッタータイプと同等もしくは少し高い程度でしょう。シャッターゲートは4台まで取り付けることができ、価格は1台目より最大2.5倍ほどになることもあります。
どんなシャッターがあるの?シャッターの種類を紹介
上記でも軽く価格とともに種類についても触れましたが、ここではより詳しくどのような種類のシャッターがあるか解説していきます。
見た目が網のグリル
珍しいタイプではないので、よく見かけるタイプです。魚焼きグリルのような網シャッターの作りで、外から車庫内がまる見えです。人の侵入は防げますが、ネコは簡単にすり抜けてくるでしょう。雨も風も通過するので、車が汚れやすかったり、シャッター自体の網がうねる可能性もあります。
クルクル巻き上げるシャッター
商店街ではよく見かけるシャッタータイプです。シャッター開閉のとき、クルクルとシャッターを巻き上げいくので、上部に巻き上げ収納のボックスがついています。手動と自動があり、手動となるとガタガタという音が気になります。
天井に沿っていくオーバースライダー
上記のシャッターは巻き上げて、ボックスにまとめられていましたがこちらは天井に沿うように天井と平行に巻き上げていきます。天井にシャッターが沿えるレールを設置し、モーターも必要となるので工事をしなくてはいけません。巻き上がりの速度は速く、巻き上げの騒音も小さめです。
スイングアップ
こちらは上記の種類に比べて、普及率が少ないのでどこでも見かけることはありませんが、外国映画ではよく登場するのでイメージはつきやすいのではないでしょうか。
ガタガタとシャッターが上へ巻き上がることがなく、シャッターそのものが上へスイングしていきます。見た目はかっこいいですが、難点としてはスイングするときシャターが前面に飛び出すため、敷地が広いことが条件になります。
以上が主なシャッターの種類ですが、シャッターの形状以上に大きな種類に分けると「電動」か「手動」かになります。グリルとクルクルはどちらでも選択ができますが、オーバースライダーとスイングアップはほとんどが電動式となります。
シャッターを取り付けるメリットとは?シャッター選びも重要です
シャッターを取り付けようと検討中の方は、何か目的があって取り付けたいと思っていることでしょう。もし「なんとなく…」と思っている方はここでメリットを説明いたしますので、それからどんなシャッターにしようか考えてみてください。
車庫にシャッターをつける理由の多くは「車を守る」ことです。シャッターを取り扱う業者も一番のメリットとして紹介します。何もない状態で大切な車を外に置いておく危険性として考えられるのは、いたずらです。傷がつけられる、タイヤをパンクさせられるといった心ない人も世の中にはいるため、このような被害から守るためにもシャッターが必要です。
また野ざらしでは、天候からも守れません。直射日光、雨、雷、風により案外車は傷ついてます。冬になるとネコがエンジンルームに入ってくる、といった話も聞いたこともあるでしょう。このようにガードするものがないため、せっかくの愛車が誰かに何かされる可能性が高いということです。
また防犯という点でもシャッターは大いに役立ちます。シャッターがあると車が隠せます。それは車があるかないかも、外からは見えないということです。車がないと「家主は外出中」ということがすぐにわかってしまい、空き巣犯からするとわかりやすい目安となります。
シャッターには電動と手動がありますが、どちらがよいか迷っている方も多いでしょう。電動にするメリットは、利便性です。車に乗りながらシャッターの開閉ができるため雨が降っている日でも車から降りて、雨に打たれながらシャッターの開閉をする必要がありません。ボタンひとつで簡単に開閉できることはとてもらくなことです。
そして車庫シャッターのよいところは、個室空間ができる点です。ガレージで車やバイクをいじって自分流にカスタマイズすることが趣味な方も多いでしょう。そのような方には、誰にも邪魔されない自分だけの空間は特別です。
このように車庫シャッターを取り付けるメリットを解説しましたが、つけてみようと考えている方にはぜひ知っておいてほしい選び方のポイントがあります。シャッターは、外から見えるため家の顔ともいえます。そこで家との調和がとれるデザインを選んでください。
建物は和風なのに、シャッターだけ洋風なものではアンバランスです。せっかくのシャッターを、選び方を間違えて建物ごと雰囲気を壊さないように気を付けましょう。またシャッターは、騒音が気になります。ご近所とのトラブルを避けるためにもなるべく静かな種類を選ぶこともポイントです。
シャッターの取り付けはプロにお任せ。業者選びで価格も抑えられる!
いろいろなシャッターがあることがわかりました。気に入ったシャッターが見つかれば次は施工ですが、困るのが業者選びです。選び方で価格も抑えられるので、よい業者と出会いましょう。
よい業者とはポイントは3つあります。
- ・提案力がある
- ・実績がある
- ・メンテンスが無料
素人ではどんなシャッターがよいかわからないことばかりです。そこで現地調査をしてくれて、どんなシャッターがよいのか提案をしてくれるとお客様のことをよく考えてくれていることがわかります。
そして施工実績があるところを選んでください。中には初心者で知識もないような悪徳業者が適当な施工をすることもあります。ホームページを見ると施工事例が載っていることがひとつの目安となります。
3つ目はメンテナンスです。シャッターを維持するにはメンテナンスが必要です。取り付けから、その後のメンテナンスまできちんとしてくれるところを選びましょう。
シャッターは高額になりがちです。価格を抑えるには複数から見積りを取りましょう。しかし安ければよいというものではありません。デザイン性だけで選ばず、機能やサビにくいなどシャッターとして使いやすいか、長く使っていけるか、を重視して、相場とかけ離れていないことが重要です。
まとめ
今回は車庫シャッターについて解説しました。シャッターには様々な種類があるので、取り付けるときは、どんなものが合うのかよく考えてください。家との調和はもちろん、価格のことも自分の中で上限金額を決めておきましょう。
車庫にシャッターをつけるとメリットが多いため、もし少しでも興味を持った方はこちらの記事を参考に、シャッターの取り付けを考えてみてください。そして、複数から見積もりを取ってどこがいちばんよいのかよく検討してみてください。