シートシャッターを取り付けることでホコリや害虫の侵入を防ぐだけでなく、温度管理をすることもできます。また、シートシャッターにはさまざまな素材があるので、取り付け場所の目的にあったものを選ぶことができるでしょう。
さらに、シートシャッターを取り付けることで作業効率をUPさせることが可能であるともいわれています。本コラムでは、このようなメリットの多いシートシャッターについて詳しくご紹介していきます。
本コラムを読んで、シートシャッターの特徴や選び方について、また取り付けや修理についてもあわせて知っていきましょう。
目次
特徴は?機能は?シートシャッターについて知ろう
工場や倉庫に安全管理や衛生管理のためのシャッターは欠かせません。シャッターの素材には、おもにスチール製やテント素材のものがあり、シートシャッターはポリエステルやビニールなどで作られていることが多いです。
シートシャッターは、室内、室外ともに取り付けが可能です。たとえば室内に間仕切りとして取り付けた場合は、温度管理や防塵対策などに効果があります。
さらには搬入口など室外に取り付けると防塵、防虫効果や外から中が見えないといった目隠しとしても効果があるのです。また、シートシャッターには手動で開閉するタイプと電動で開閉するタイプがあります。
シートシャッターは作業率がUP
シートシャッターのメリットは、スチール製のものと比べると開閉が簡単で劣化しにくいことです。工場や倉庫など絶えず人が行き来する場所では、シートシャッターを導入することでシャッターの開け閉めにかかる時間を大幅に減らすことができます。
とくにシャッターの開閉が多い場所では、電動で開け閉めできるものを選ぶとよいでしょう。また、採光タイプのシートを使用すると外の光を取り入れて工場内を明るくすることができます。このように、工場の環境を整えることも作業効率のUPにつながることでしょう。
外気の侵入を防ぐことができる優れもの
シートシャッターはホコリや塵の侵入を防ぐことができるため、食品工場や物流倉庫などさまざまな場面で役立ちます。また、防虫素材のシートを使用すると、通常のシートシャッターよりも防虫効果をあげることができます。
しかし、シートシャッターを直接雨の当たる場所に取り付ける場合はひさしが必要です。また、強い風が吹く日は使用できないというデメリットもあります。
用途に応じて選択することができる
シートシャッターは取り付ける場所にあった素材を選ぶことができます。次のように、取り付ける場所によって、素材を選ぶとよいでしょう。
- 食品工場:防虫、防塵、異物混入を防ぐことができるもの
- 物流倉庫:防塵、防虫、温度管理、セキュリティ対策ができるもの
- 印刷工場:防塵、防虫、防湿、防風対策ができるもの
- 精密機器工場:防塵、防虫、防風、温度管理ができるもの
「取り付け」について知りたい!費用や工事にかかる時間とは
シートシャッターの相場は、シャッターの大きさによって違いがあります。たとえば間口3m、高さ3mの場合であれば、標準工事費用込みで800,000円~というのが相場です。しかし取り付け場所によっては、別途工事が必要になることもあり、その場合は相場よりかなり高額になることも考えられます。
シートシャッターを取り付けするための工事期間は、スチール式のシャッターの取り付け工事と比べて短期間でおこなうことができます。
シートシャッターの「修理」がしたい!ポイントを解説
自動開閉機能がついたシートシャッターが動かない、誤作動をするといった場合は、修理が必要です。このほかにもエラーメッセージの表示、レールやフレームが破損している場合も修理が必要です。
また、長期間シートシャッターを使用しているとシートが破れてしまうことがあります。応急処置として、ガムテープを使用し穴を塞ぐことは可能です。
しかしその状態で長い間使い続けると、シート全体の耐久性も低下してしまうだけでなく、外観も損ねてしまいます。そうしたら、会社のイメージダウンにもつながってしまうかもしれません。
このようにシートが破れてしまった場合は、シート全面の交換や部分的な破れの修理が必要です。修理費用は、修理内容や修理する部品によって大きく違ってくるので、まずは業者に修理費用について見積りを依頼しましょう。その際、修理期間についても確認しておくとよいでしょう。
シートシャッターの取り付けはプロにお任せ!安心できる選び方とは
シートシャッターの取り付けや修理を考えている場合は、プロにお任せするのが安心です。ここでは、業者の選び方やプロに依頼するメリットを解説していきます。
困ったらプロに相談を!選び方とは
シートシャッターの取り付けや修理をプロにお任せするなら、信頼できる業者を選ぶことが大切です。信頼できるかどうか判断するポイントとして、たとえば、その業者がシャッターの取り付けにある程度の実績があるかに注目してみるとよいでしょう。
また、取り付けする際は、いくつかの業者から見積りをとることをおすすめします。業者によって同じ工事でも費用や工事期間が違うので、複数の見積りを比べてよりご自身の希望に近い業者を選びましょう。
相見積りをとると、つい費用に注目してしまいがちですが、保証期間やアフターケアのことも意識してみてくださいね。また、工事期間や車何台で来るかなども聞いておくと、事前に準備することができるでしょう。
プロにお任せするメリットとは
工事費用を節約しようと自身で工事をしてもプロと同等の仕上がりになることは期待できないでしょう。強い風が吹くとシートがレールから外れてしまうなどの不具合が出てしまうおそれがあります。
取り付けや修理は、業者にお任せするのが安心です。依頼する際は、見積りを依頼し、納得できる業者に依頼しましょう。その際、定期点検などのアフターケアについても忘れずに確認しておきましょう。
まとめ
シートシャッターを取り付けることで、防塵や防虫、温度管理などをすることができます。また取り付ける目的によって素材を選ぶことができます。取り付けにかかる費用は、大きさにもよりますが間口3m、高さ3mの場合でおよそ800,000円というのが相場です。
取り付けるときは、いくつかの業者から見積りをとることがポイントです。そのときに定期点検やアフターサービスについても確認し、内容に納得できる業者に依頼するとよいでしょう。
使用中、シートシャッターが開閉しない、レールやフレームから外れてしまったといった場合は修理が必要です。修理費用は、修理する場所や部品の価格によって違います。修理が必要なときも、見積りをとり内容を確認したうえで、信頼できる業者に依頼しましょう。