シャッターは屋外にあることが多いため、すぐに汚れてしまいますよね。でもその汚れの原因をきちんと把握していないと、シャッターの汚れを取り除くことはできません。
またシャッターの汚れを掃除せずにそのままにしておくと、故障につながるおそれもあります。
今回はシャッターの汚れを取り除いて快適に使うためにも、シャッターの汚れの原因から手入れの仕方までご紹介します。汚れの原因を知って、シャッターを綺麗に掃除しましょう。
目次
頑固なシャッター汚れの原因とは?
シャッターの汚れは頑固で落ちにくいですが、いったい何が原因で汚れてしまうのでしょうか?
砂埃
屋外は常に目に見えない砂埃が舞っています。屋外に設置されているシャッターの表面は、外気にさらされ砂埃が次第に蓄積されていきます。砂埃を掃除することなくそのままにしておくと、やがて落ちにくい頑固な汚れとなってしまうのです。
花粉
春先に多い花粉ですが、花粉は粘着性の強い成分で覆われているため1度ついてしまうとなかなか落ちません。そのため花粉の多い季節は、大量の花粉がシャッターにこびりつき取りづらくなってしまいます。
泥
雨が降ると地面がぬかるみますよね。そのぬかるんだ地面の上を人や車が通ることで、泥になった土がシャッターに飛び跳ねます。やがて泥が乾くと、その泥汚れはかたくなりシャッターにこびりついてしまいます。
排気ガス
シャッター全体が黒ずんでしまっていることはありませんか?その汚れは、排気ガスが原因の場合があります。
排気ガスはススとなり空気中を舞ってシャッターにこびりついてしまいます。ススの中には油や水が混ざっており、なかなか落としづらい厄介な汚れの1つです。
シャッターの汚れを綺麗にしたい!掃除の流れを分かりやすく解説!
シャッターの汚れをそのままにしておくと、シャッターが故障してしまうことがあります。故障を防ぐためにも、綺麗に掃除をしましょう!
1.汚れを落とす
まず始めに、乾いた雑巾などでシャッターの汚れを拭き取りましょう。ここである程度の汚れを取っておくと、後で残りの汚れをスムーズに取ることができます。
2.水拭きをする
シャッターを乾拭きした後は、雑巾を水で濡らして水拭きをしましょう。砂埃や泥汚れなどは水拭きである程度綺麗にすることが可能です。
3.汚れがひどければ洗剤を使用する
排気ガスによる汚れなど、水拭きでは取り除けない頑固な汚れもあります。そんなひどい汚れの場合は、洗剤を使いましょう。
中性洗剤を用意し、水に対して1パーセントほどの割合で中性洗剤を薄め、スポンジなどにつけてシャッターを掃除します。洗剤で汚れを取り除いた後は、水で洗剤を十分に洗い流しましょう。
4.細かい部分を掃除する
シャッターの全体部分の汚れを取り除いたら、次は細かい部分の掃除をおこないます。シャッターの表面部分だけでなく、見えない内側部分もしっかりと掃除しておくとよいですね。
5.レール部分の汚れを取り除く
シャッターのレール部分の汚れも取り除きましょう。レールの内側に砂埃が溜まっているとシャッターの開閉もしづらく、故障につながってしまうおそれもあります。丁寧に汚れを取り除くことが大切です。
シャッターの掃除におすすめしたいアイテム!
シャッターの掃除のときに便利なおすすめアイテムをご紹介します。
洗剤
雑巾での乾拭きや水拭きだけでは落としきれない汚れも、洗剤を使えば簡単に落とせる場合があります。先ほどご紹介したように中性洗剤と水を混ぜたものでもよいですし、シャッター専用の洗剤を用意するのもよいでしょう。
シリコンスプレー
せっかく掃除したシャッターは、できればそのまま綺麗に保ちたいですよね。そんなときに便利なのがシリコンスプレーです。
シリコンスプレーは主に「シリコンオイル」という成分でできています。シリコンスプレーを使うと、シャッターの表面をコーティングしてくれ汚れを防いだり、シャッターの開閉をスムーズにしたりする効果があります。
シャッターの掃除の仕上げには、シリコンスプレーを使って綺麗な状態を長持ちさせるとよいでしょう。
やわらかいスポンジやブラシ
シャッターを掃除する際にやわらかいスポンジやブラシがあれば、シャッターを傷つけることなく汚れを落とすことができます。またスポンジやブラシは、細かい部分の掃除に重宝するでしょう。
雑巾だけでなく、スポンジやブラシを用意しておけばより綺麗に掃除がおこなえるかもしれません。
シャッターの部分別お手入れ方法。いつでも綺麗な状態に!
それでは次にシャッターの部分別にお手入れをする方法をご紹介します。
シャッター表面のお手入れ方法
シャッター表面のお手入れをする場合は、まず乾いた布でシャッターを拭きましょう。その後は水拭きをするか、ひどい汚れがあれば洗剤を使って汚れを落とします。
水拭きした場合はシャッター表面の水気を拭き取り、洗剤を使用した場合は洗剤を水で洗い流してから拭き取りましょう。
錠受けのお手入れ方法
錠受けはシャッターの受けとなる部分をさします。砂埃が溜まりやすい場所なので、まずは掃除機にノズルを装着するなどして、砂埃を吸い取りましょう。
砂埃が取れたら、ブラシを使って汚れを取り水で洗い流します。乾いた雑巾などの布で水気を拭いたら完了です。
ガイドレールのお手入れ方法
ガイドレールは、シャッターの両脇にある枠のことです。ガイドレールを掃除する際は、まず始めにブラシを使って汚れを落としましょう。汚れを取り除くことができたら、水で汚れを流します。
水洗いをするのが難しい場所の場合は、雑巾を水で濡らして水拭きをしましょう。
座版のお手入れ方法
座板はシャッターの下部をさします。座板の場合も、まずは掃除機のノズルを使って砂埃を吸い取りましょう。
砂埃を吸い取ったら、ブラシで汚れをかき出し水で洗います。最後は乾いた雑巾などの布を使用し、水気を拭き取ります。
そろそろ替え時?シャッターの交換はプロに任せましょう!
シャッターは外気に触れることが多いため、きちんと掃除をしていても劣化が進んでしまいます。買い替えるときになったら、プロに依頼してシャッターを新しいものに交換してもらいましょう。
長年使用していてサビや汚れがひどい場合
シャッターは長年使用しているとサビつきや、掃除をしても汚れが取れなくなってしまいます。サビてしまったシャッターをそのまま使い続けると、突然シャッターの開閉ができないなどのトラブルの元となってしまいます。
そうなる前に、古くなったら新しいシャッターへの交換を検討しましょう。
シャッターが故障した場合
掃除を怠っていたり、強風などの災害にあったりしてシャッターが故障してしまうこともあります。シャッターが故障してしまった場合は、交換が必要です。
シャッターの交換は素人では難しいので、プロに任せましょう。
開閉に力がいらないものや、防犯性が高いシャッターも
シャッターには力を入れずに開閉できるものや、簡単には壊されない強度のある防犯性の高いシャッターなどさまざまな種類があります。
古くなったシャッターは、新しいものにかえてみるとより快適に使うことができるかもしれません。
シャッターの交換はプロに依頼しましょう
シャッターの交換が必要だと感じたら、プロの業者に交換を依頼しましょう。その際、複数の業者から相見積もりを取るなどして、業者を比べてから選ぶとより安心です。
まとめ
シャッターは屋外にあるため砂埃や排気ガスによって非常に汚れがつきやすいです。
シャッターを掃除する際は、洗剤やブラシを用意するなどして部分ごとに丁寧に汚れを落としていきましょう。
長年使ったシャッターや汚れがひどい場合には、新しく買い替えることをおすすめします。開閉に力がいらないものや、防犯性の高いものなど希望に合ったシャッターを見つけることができますよ。
シャッターの交換は、自分でおこなうことは難しいためプロの業者に任せることをおすすめします。その際は相見積もりをするなど複数の業者を比較すると、よりよい業者を探すことができるでしょう。